MALVINAS CAMO マルビナスカモ

テキスタイル・・・英バブアー社が８０年代の数年間のみ生産していた伝説のDPM迷彩を乗せたモデル、ソルウェイジッパーがある。通常街着としてはパンチの効いたDPM柄ではあるが、ある時、過度にオイルのリプルーフを行い、汚れも相まった個体を見た時、今回のシャドー迷彩を思いついた。ベースをダイワインターテックの中でも既に英べ○タイルを打ち込みを遥かに超えたAUBERGEクロスを白の生機、未加工の状態で京都のプリント工場へ送りそこで６０年代のDPM柄を顔料でプリント。その後、色を加えたオイルを含浸させてリプルーフ染めとも言えるようなシャドウ加工を施している。元々、水や汚れを弾き飛ばすべ○タイルなので、プリントを固着させるのは至難の業であり、まさしく工芸的印刷技であった。

デザイン・・・パタゴニアのマーズ・レベル６をイメージしたデザイン。９０年代一世を風靡したトーレジャケットを思わせるフロントポケット周り。オリジナルはゴアテックス入りのハリのある着用感なので、今回AUBERGEクロスベースの硬い質感はシルエットの構築の見地からもマッチングが良かった。