CARIB XX

テキスタイル・・ジャマイカ島産海島綿の真綿を１００％使い我々がイメージする47年製造ＸＸの個性を紡績段階から表現。この試みは世界のデニム業界初であり、地球上で最も長い繊維長の超長綿の原種とヴィンテージXXデニムの融合という画期的なプロジェクトです。今回はそのシリーズ１となります。企画メーカーとしてはオリジナルデニムを作る際、どうしても強めの個性、主張を入れがちですが、我々AUBERGEチームはあくまで大人のリアルXXを追及、ムラ糸を使っているかの様にみえる縦糸成形や紡績する際、４０年代は糸の吹き出し口が革製だった事から想定れる紡績番手の乱れをモノづくりにフィードバックしております。じわっと感じるXXデニムのリアルを表現しております。

デザイン・・XXをウエストに合わせて履くとどうしても腿の付け根あたりが膨らんでしまい、ヴィンテージ愛好者にはおなじみの雰囲気ですが現代的には軽くすっきりさせたいポイントとなります。外脇が耳なのでウエストのダーツを脇で一気に処理している故のタプつきです。外側をいじりすぎると股間周りに縦方向にしわが入りだすのも５０１原型の特徴でこのCARIB XXでは外脇内脇双方にすっきり仕上げております。シャープに見えすぎない若干のユルさも裾幅等に盛り込んでおります。